経緯

 京都市では、ボランティア、NPOをはじめとする市民の自主的、自律的な活動が市民生活の多様な分野に拡大している状況を踏まえ、平成8年度に実施した市民活動団体の実態及び活動支援ニーズに関するアンケート調査の結果や学識経験者、ボランティア活動団体代表などで構成した「京都市市民活動推進懇談会」からの意見を参考に、政令指定都市では初めて、「ボランティア活動推進のための基本方針」を平成10年1月に策定しました。


 また、同年同月に、「京都市ボランティア活動総合支援センター(仮称)基本構想策定委員会」から、広範かつ多様な市民活動を総合的に支援するための拠点となる「市民活動支援センター(仮称)」について、基本構想の答申を受けました。


 これらを踏まえ、現在、町衆の熱意で全国に先駆けて創設された番組小学校の統廃合により生じた下京区の菊浜小学校跡地を活用し、市民の皆様とのパートナーシップによる市民参加型社会の形成と豊かな長寿社会の実現を目指す拠点施設となる「ひと・まち交流館 京都」内の施設として、福祉ボランティア活動を支援するための「福祉ボランティアセンター」、地域のまちづくり活動を支援する「景観・まちづくりセンター」及び高齢者のための支援施設となる「長寿すこやかセンター」の3施設との複合施設としての整備を進めて参りました。


 「市民活動総合センター」の整備に当たっては、「市民手づくりのセンター」を目指し、これまで、市民、市民活動団体の皆さんとともにワークショップを実施するなど市民参加で進め、その成果を基本設計、実施設計に反映しています。また、施設の運営、事業についても、学識経験者、市民活動団体代表者等で構成する「市民活動推進協議会」で検討を進めて参りました。

設置までの経過

  • 平成9年11月〜平成10年1月
    ボランティア活動総合センター(仮称)基本構想策定委員会
  • 平成10年1月
    ボランティア活動総合センター(仮称)基本構想答申
    市民参加推進プロジェクトチームによる検討
     ・平成11年4月〜11月(4回)
     ・市民参加ワークショップ
  • 平成14年7月〜9月
    管理運営主体選定のための企画コンペの実施
  • 平成14年11月
    複合施設の愛称が「ひと・まち交流館 京都」に決定
  • 平成15年3月
    市民活動総合センター条例 市議会議決
  • 平成15年6月23日
    市民活動総合センター 供用開始